世界で三番目に幸せ

宝塚と若手俳優とコスメおたくの壁打ちブログ

私と舞台と刀剣乱舞と舞台刀剣乱舞

※注意 舞台刀剣乱舞が好きで好きで仕方のないおたくの記事ですが、他のおたくの方が見られると不愉快になる可能性がございますので、全て自己責任でお願いします。

 

愛憎入り混じった感情を抱いている、舞台刀剣乱舞(刀ステ)の話をしようと思います。

タイトル、最初は「私と舞台刀剣乱舞」にしようと思っていたのですが、書いてみると思いの外舞台全般や原作ゲームの刀剣乱舞について脱線していたのでこうしました。決して誤字ではありません。

 

大前提として私は舞台刀剣乱舞が好きです。脚本・演出の末満氏の舞台も好きです(TRUMPシリーズとか)

原作の刀剣乱舞も好きです。山姥切国広が好きです。出ている若手俳優でも好きな方がいらっしゃいます。

その上で様々な感情が入り混じり、今のファンのくせにアンチみたいな事を言ってる面倒くさすぎるおたくに成り果ててしまいました。

 

 

今日の舞台刀剣乱舞の公式Twitter、ご覧になられましたでしょうか。

 

「今後とも「刀ステ」にご期待ください!」

 

………いや……………もう……いいんです……

 

 

正直、この冬、前の記事でも少し触れましたが、舞台刀剣乱舞の新作があることを前提に年間予定を立てていた私。

舞台中心の生活を送っているのでまずは年間計画が真っ先に出る宝塚の年間スケジュールを元に(本当にこれが有り難い)ミュージカル刀剣乱舞は最低でも3回くらいは何かあるだろうと考えていました(結果むすはじ巴里単騎らぶフェスで4回だった)

そして舞台刀剣乱舞。大体6〜7月くらいと12〜1月くらいにあるだろうと、今回も悲伝の円盤を積むつもりでいたのでお金も貯めていました。これが結果としては映画なのかスケジュールなのか脚本なのか、諸々の事情で…といった感じなのはマベの箱の押さえ方的にももうお察しな感じなのですがとりあえず無くなり、この冬の予定が空いてしまった。

 

 

正直めちゃくちゃ嬉しかった。

 

手元にあったただ円盤を積んで消えるだけのウン万円を手放さなくても良くなった(何と言っても全落ちの経験がある)

速攻で宝塚雪組公演のファントムのチケットを確保した。それでも余裕があるのでデパコスを買いあさった。円盤を積む為になら真顔で出しても、舞台関係ないのに…と二の足を踏んでいたシャネルの5番の赤ボトルも買った。満足だった。

 

大体そのあたりの感情を書いたのが一昨日のブログです

舞台に通う - 世界で三番目に幸せ

 

簡単にまとめるとチケットが取れないのに行きたくて行きたくて仕方ないから生活削って私には安くない金を払って必死に円盤積むよ!行けるだけ行くよ!後悔はしてないよ!でも大千秋楽の演出変更は許してないよ!それでも好きなんだよ!だから新作出たらまた通うよ!

こんな感じです。

 

まぁこれで終わられてたまるか、と思っていたのは事実だし、あんな山姥切国広を見せられて黙っていられるか!何でこんな可哀想な目に合ってるんだよ!!!とブチギレて涙も出なかったので、きちんと風呂敷を畳んでくれるならいいんです。できれば今の聚楽第やってほしいし、なんなら監査官出してほしいし、山姥切国広の極やってほしいし…………と、思うことを言えばキリがない。

 

でもなんか、ここで終わってくれてももういいや、と思っている自分もいる。

 

はっきり言って疲れた。チケ取りが。

とにかく取れない舞台のくせに、大千秋楽のあの出来事。私は次の舞台刀剣乱舞があった場合、何があっても大千秋楽を取らなければいけない。でなければ後悔しつづける。

劇場にいれなきゃ意味がない。映像なんかで見たくない。ライブビューイングは観劇回数には入らないんだよ!!!!

 

疲れました。

 

 

 

終わりのあるものが好きです。

シリーズの漫画を買う時、小説を読む時、アニメを見る時、まず確認するのは「完結しているか」という事。

だから私はゲームが好きでした。その中でも特に好きなのはRPGドラゴンクエストファイナルファンタジー、テイルズ、ロマンシングサガクロノトリガーゼノギアス、MOTHER…上げればキリがありません。私はこうやって舞台おたくとしてブログを書いていますが、その正体はゲームのおたくです。

1本のゲームで必ずエンディングが迎えられる。もっと長いものもあるけれど大体50〜60時間、1週間くらい他の全てを投げ捨ててひたすらゲームをしていれば終わりがある。

田舎なのでリアルタイムのアニメはほぼ皆無でしたが、連載中の漫画、小説、ドラマなどに興味を持てなかったのはそういった理由がありました。私は自分がどんなに頑張っても、自分の好きなタイミングで終わりに辿り着けない作品を追うのが耐えられませんでした。

エンディングを見るのが好きでした。ゲームをクリアした事の達成感。さよならは寂しいけれど、終わりがあるからこそ美しい。

オンラインゲームやソーシャルゲームが私は嫌いなのですが、その理由が終わりがないこと。いつかはサービス終了という終わりがあるのは分かっているけれどそうじゃない。1週間くらいひたすら熱中して、他の現実世界なんて何も頭に入らない、そして唐突にエンディングで現実に引き戻される。辛いし悲しいけれど、あの感覚が好きなんです。

 

で、舞台にハマった。

舞台にも必ず終わりがある。舞台はクリアするまでに1週間くらいのゲームとは違い、なんと大体3時間で終わり、満足感が得られる。それも物凄い満足感。退屈な日常から一気に非現実に、そしてまた日常へと戻るこの感覚。束の間の夢。一瞬の輝き。社会人になりゲームの為に自由な時間を使うのが難しくなっていた私にとって運命の出会いでした。

エンディングの代わりに幕が降りる。夢から覚めるあの感覚。それをゲームの他で味わう事ができるのが私にとっては舞台だった。

 

オンラインゲームが嫌いなくせに、よく刀剣乱舞にハマったな、という意見があれば最もな話です。サービス開始日にやろうかと思ったけれども時間がなくて、サービス開始2日目に始めた刀剣乱舞。初期刀は山姥切国広。一目見た時、あの布がとても好きで、どうせそんなに続かないだろうけど話のネタにはなるかな、程度だった。同じタイミングでテイルズのゼスティリアが発売していたのでゼスティリアをやりながらレベルを上げていた。

正直、私はかなりムラのある審神者です。何と言っても刀剣乱舞は虚無ゲーム(怒らないでください)刀を集めてレベルを上げて、敵の時間遡行軍を倒してまた刀を手に入れてレベルを上げてたまに回想という名のキャラクター達の会話を見て同じマップを永遠と周回して周回して周回して……どれだけ寝落ちしたか分からない。寝れなかったら刀剣乱舞をやれば自然と寝落ちできる。そんなレベル。

やりたいな、と思った時にそれこそ1週間くらいずっと刀剣乱舞をやって、1ヶ月くらい放置して、今度は3月くらいずっとやって、2ヶ月放置して…といった具合に、私はこのゲーム(?なのか?)を毎日コツコツとできるようなタイプではなかった。面白いメインストーリーもない。特別面白いマップがあるわけでもない。熱中しようがないけれどRPGが好きなのでレベル上げは好きだった。だから同じ感覚でひたすらレベルを上げ続ける…新しく手に入る刀剣男士、実装される極、レベルをどこまで上げればいいのか。終わりは見えない。でもずっと無意味にレベルを上げ続けることかできる。だがストーリー的に倒すべきボスもいない…そもそもストーリーがない…?私は何をしているのか…?

 

でもここまで続いた理由は、刀剣乱舞はどれだけの期間放置して、突如またやりたいと思って始めても、取り返しがつかない要素やメインストーリーといったものがない。各本丸それぞれ自由な物語を作るのが許されていることだと思う。

私がRPGに抱く一瞬の僅かな期間で全てをやりつくしたい思いと、刀剣乱舞に抱く思いは完全に別物だった。

ストーリーに終わりがないのではなく、そもそも明確な始まりなんてものがない。

例えば私が今、刀剣乱舞を辞めたとしても、それはそれで完結した事になる。私の中の、私の本丸の終焉。自分の手でエンディングを迎えることができる。幕を引くことができる。

そしてゲームとしてそこにあるけれど、ある日いきなりサービスが終了しても、いい思い出にできる。そんな立ち位置の作品だった(まぁ実際自分から覚悟して辞めたわけではなくいきなりサービス終了したらめちゃくちゃ落ち込んで立ち直れなくなる予感しかしないが)

 

 

 

話を舞台刀剣乱舞に戻します。

この舞台刀剣乱舞、シリーズものです。ミュージカル刀剣乱舞のように前作を見てなくても何となく刀剣乱舞の基礎知識で何とかなる、といった感じよりは、きちんと全作品見るべき作品。最後まで見届けなければいけない「続きもの」の作品です。

 

初演の虚伝、燃ゆる本能寺。これで終わっていればそれで私は満足だった。のに、続いてしまった。明確な続編として。

 

私が刀剣乱舞で好きだった「突如またやりたいと思って始めても、取り返しがつかない要素やメインストーリーといったものがない。」という部分が全くもって無かった。当然だ。舞台だから。しかも、続きものだから。

舞台はナマモノで、しかも、続きもの。刀剣乱舞なのに。いい意味で虚無なのが好きだった刀剣乱舞なのに!追わなければいけない!最後まで見届けなければいけない!

 

なのにチケットが取れない。

大千秋楽に会場に入れない。

好きなのに。刀剣乱舞という作品と、舞台という場所が合わさった、舞台刀剣乱舞が好きなのに。

 

 

 

 

ちなみに私の舞台刀剣乱舞歴はこんな感じです

 

・虚伝→存在は知っていたが取ろうとは思わず、公演終了後に配信で見て後悔した

 

・再演→虚伝を見に行かなかった事を本気で後悔していたのでめちゃくちゃ嬉しかった。ここまでは円盤先行が存在していなかった為抽選だと自分名義でチケットを取れなかったが、運の良い友人がチケットを取ってくれたので同行で行くことができた。なお執念により一般販売で自分でもチケットを確保した。ので自分では1枚。自分で取れなければ意味がない。私が選ばれたい。

 

・暁→ここから円盤先行。無職だったのに積んだ。結果円盤先行で5枚プレミアムで取れた。が、私は同じ舞台を会場で何度も見るのは3回が限界だと悟ったのもこの暁だった。三日月達が円環に囚われる中、私も銀河劇場の円環に囚われていた。

銀河劇場から東京駅までの時間と帰りの新幹線の時間ばかりを気にして、舞台は長ければいいわけではないと思い知ったのもこの舞台。新幹線の終電が早すぎる。公演終了時間は正確なものを告知してください。地方民からのお願いです。

 

・外伝→取れなかったが無職だったし野外なのに雨も酷かったので行けなくて良かったと思う、ただでさえ精神をやられていたのに絶対肉体的な意味で体調崩してた。リアルタイムの配信で見ました。

 

・ジョ伝→暁で運を使い切ったのか全落ちした。何枚円盤積んだんだろうね。もちろん無職でした。なお1枚しか買っていない友人が普通に取ってて余計に落ち込んだ。でも後悔はしてない。その後執念でTDCの見切れを2枚自力で取った。

2枚とも見切れの中では最高レベルの席だったし、実質見切れはほぼ無しだった。席も1枚はアリーナ一桁列でプレミアムのほぼ横だったので気持ちプレミアムだったんじゃないかな。見切れだけど。暁で1枚隣が一般のプレミアム取ったからこれでバランス取れましたね。

ちなみにもう1枚は1バルでした。隣が空席だったのですが山伏さんの某シーンで途中入場されて心の中でブチギレた。

 

・悲伝→もう何枚積んだらいいのか分からなかった。前回はプレミアムばかり応募したのがダメだったんだなと思いとりあえずプレミアム一般両方積んだ。再就職していたけど人間としての支払いが色々あってね…1年無職だったから…後悔はしていません。反省はした。

円盤先行はプレミアムは全落ちしたけど一般席で4枚取れた。一般席は嫌だったけど見れなくなるよりはマシかな….と思ったのですがやっぱり前列で見たかった。仕方ないけど。

そして見てキレた。何で高い金払ってこんな悲しい思いをしてるんだろうと落ち込んだ。でも好きだった。ひたすら苦しかったけどこの作品が好きだった。

そして大千秋楽の一件で今に至る。

 

 

どうすれば良かったんでしょうか。

 

初演から見てないんかーーい!とか、これだけ色々言ってるのにこれだけしかチケット取ってないの?!とか、私より頑張ることができるおたくの方々は言いたいことが沢山あると思いますが、一応その時できる私の限界でした。大体無職だったし。ブラック企業時代の貯金を崩して通っていた。何なら精神もやられていた。

でも全部言い訳です。なんたって、私は舞台刀剣乱舞に選ばれなかったからです。

 

本当にどうすれば良かったんだろう………

 

こういった話をすると、絶対「なら行かなきゃいいじゃん」と言われるのですが、それができればこんなことにはなってないんです。

どうしても好きなんです。だから行きたいんです。行かないなんて考えられない。ただただ好きなのに、辛い。それが苦しい。

 

今回、この冬、舞台刀剣乱舞がなくて私としては良かったと思ってます。楽しみにしている方には申し訳ないのですが、少し時間が欲しい。せめて1年に1回にしてほしい、それなら、もっと頑張れるから……舞台刀剣乱舞を始めとする、刀剣乱舞というゲームのコンテンツ全てを、これからも好きでいられるから……

 

 

映画刀剣乱舞、楽しみですね。ムビチケをまた沢山買うことになるのですが一人で全部観れる気がしません。映画館家から車で1時間の距離だし。上映期間によっては一日中映画館にいないといけないかもしれません。お金は私が払うから弟にでもついてきてもらおうかなと思ってます。

 

気づけば5000文字を超えていました。色々言っていますが私は本当に刀剣乱舞が好きです。初日から山姥切国広の極と一緒に連れ回している監査官のレベルが73になりました。カンストさせたくないです。今すぐにでも極にしたい。

一気に書いてまともに読み返していないので話がいったりきたりで何を言いたいのか分からない部分もあるかと思いますが勢いで書いたので許してください。この記事を書き終えたらまた本丸に戻らないといけません。

山姥切国広が待ってる。

 

どうか私がこれからも刀剣乱舞とその派生コンテンツを好きでいれますように。

 

 

 

 

 

 

 

気が向いたらミュージカル刀剣乱舞くんに対する記事も書こうかなと思います。本当に気が向いたら。