世界で三番目に幸せ

宝塚と若手俳優とコスメおたくの壁打ちブログ

私の運命の舞台 ※マシュマロ返信

私がいかにして現地での観劇に拘るようになったのか、のお話です。

配信、ライブビューイング、円盤。今は現地に行かなくても舞台を見れる機会が沢山ありますよね。私も実は過去、在宅おたく…というより最早おたくとさえ言えないようなただの外野でした。マシュマロでご質問いただいので、折角の機会ですしお答えさせてくださいね。

話の都合上、舞台刀剣乱舞(悲伝)と宝塚の話が出てきます。地雷にはお気をつけください。

 

※毎回書いていますが、読んだ方が不愉快になる可能性がありますので、読むのは自己責任でお願いしますね。

 

こちら、2件のマシュマロ返信記事です。

先にちょっと1件目のマシュマロ返信をしますね。

---

昨日の記事についてです。

f:id:zenon0501:20181129210848p:image

ありがとうございます〜〜!正直あの文量でドン引きされないか不安でした。

もし機会があれば是非ミュージカルも見ていただきたいです。ただどうしてもコンテンツ自体好みが分かれるものなので、もし合わなかったらごめんなさい。無理に勧めたりはしませんので、気が向いたら是非。マシュマロ嬉しかったです!読んでいただいて本当にありがとうございました!

 

---

そしてこれまでの記事に関連した、本日いただいたマシュマロです。

f:id:zenon0501:20181129210840p:image

まずはちょっと、先に一言。色々あってマシュマロのフィルタリングをかけてしまっているのですが、本当にこういったマシュマロは是非お答えしたいな、と思っています。本当はフィルターつけたくないのが本音です。ちゃんと届いて良かったです。ありがとうございました!

一応今届いているマシュマロはこの2件なのですが、もし「えっ返事ないよ!」ってのがありましたら届いていない可能性があります、申し訳ないです…

 

まぁ散々注意書きはしているので、読んだ方がどう思われても知らないし、その件で怒りのメッセージを貰っても困るので八つ当たりはやめてね、って感じなのですが、一応初めましての方向けにまたもや過去の喧嘩売ってそうな舞台刀剣乱舞関係と私の観劇スタンスの記事を載せておきます。※この先の記事も含めて自己責任で読んでくださいね

舞台に通う - 世界で三番目に幸せ

私と舞台と刀剣乱舞と舞台刀剣乱舞 - 世界で三番目に幸せ

舞台刀剣乱舞の新作 - 世界で三番目に幸せ

マシュマロをくださった方は多分、読んでいただいているのかな…?すいませんこんな記事で。

これだけ現地、悲伝とどうしてこいつこんなに現地に拘ってるんだよ…と思われるのも仕方ないかと思います。

ざっくり言えば私も質問者様と同じです。リアルタイムで様々な角度、距離で見たい。ライビュは視点が固定されますしね。

そして上に掲載した舞台刀剣乱舞関係の記事でも書いたように、現地で舞台刀剣乱舞の最後(まぁまさかあれで最後だとは思っていませんでしたけど)を見届けたかった。演出変更を見たかった。そんな感じです。

 

……まぁ、これで返信が終わるような感じではありません。めちゃくちゃ長いですし、自分語りが強いです。お時間とお気持ちに余裕がある時に読んでくださいね。もしダメだと思ったらすぐに記事を閉じていただければと思います。

 

私にとって、観劇スタンスを決めた運命の舞台、と呼べる舞台は二つあります。

一つはこれまで一回も遠征をしたことがなかった原作おたくが、世界で一番好きな作品が舞台になると知り、初めて遠征して見に行った公演。

もう一つはこれまでDVDで何十回と見た宝塚の舞台が再演になると知り、初めて宝塚大劇場(宝塚歌劇団の本拠地)まで見に行った公演。

「現地に拘る理由」のマシュマロなので、舞台刀剣乱舞の話と、話の都合上宝塚の話が出てきます。宝塚知らないよ、って方でも分かるようにざっくりと書きますね。

 

まず一つ目、最初の話。作品名は出しませんが、私が世界で一番好きな作品が◯年記念で舞台になることになりました。遠征という概念がなかった当時の私は「じゃあDVD買おうかな」と思いました。

けれど、ここで問題。なんとこの作品、DVDにならないと早々に発表されました。しかも配信もない。ライブビューイングもない。現地に行くしか見る手段はなかったんです。

 

めちゃくちゃ迷いました。東京、大阪などの大都市のみの公演。遠征は必須。でも、私が世界で一番好きな作品。行かない訳には行かなかった。初めて遠征して舞台を見に行きました。

…今思えば、最前列だったのかな?結果として。私、実はこの記事を書くまで最前に座った事は一度もないと思っていたのですが、よく考えたらあれは最前だったかもしれない。一階席で前に誰もいなくてキャストが前を通って演技するくらいだったんですけど、とにかく特殊で、普通の舞台じゃなかったんですよね。だから最前にカウントされるかと言われたらノーだと思います。

問題は、どう考えても見切れ席だった事なんですよ。

今思ってもあれ程酷い舞台はなかった。いや他にもやばい劇場はある。TDCの見切れとか

でもね、何が酷いかって、本当にどの席に座っても必ずセットの関係で見切れが発生するんですよ。

酷くない?どこだろうとダメってそんなことある?!私に見えないキャストが何人もいました。いるはずなのに、芝居が見えない。声だけ聞こえる。

私はこの舞台の感想を調べたことはありません。先日のブログでも少し書きましたが、好きな作品ほど他人の意見の影響を受けたくない。私のこの舞台での感想は最高!!!!!行ってよかった!!!!!以外の何物でもありませんが、一枚しかチケットがなかった。よって見えないキャスト、見えない芝居があったんです。それでも舞台にハマったきっかけの舞台。特別な舞台でした。

でも、やっぱり、ちょっとチラッと、あのセットは酷かった、みたいな意見は見えた。どのくらいの人が言ってたのかは知らないし、炎上したのかも知らないけど。

 

それでまぁ、舞台にハマりました。配信も見たり、ライビュも見たり、DVDを買ったり、そしてたまに現地にも行ったり。運良くめちゃくちゃ前列に座って良い思いもしたり、なんだかそんな感じ。

 

そんな中私は宝塚に出会いました。多分きっかけははてなブログかな。どれか1作品くらい見て見たいな〜と思って、宝塚ならベルばらでしょ!という考えでベルサイユのばらを映像で見た。めちゃくちゃ良かった。あっこれはやばいと思った。そこからエリザベート等、宝塚を代表するいくつもの作品を円盤や配信等々で見て、普通にハマった。

でもね、在宅おたくでした。現地に行ったことがなかった。

そんな中、私がとても気に入ったとある作品が再演することになりました。めちゃくちゃ迷いました。私みたいな初心者が宝塚に行っていいのか?!と思いました。宝塚…現地って、なんか、2.5次元ミュージカルに比べてめちゃくちゃ敷居高いし、ぶっちゃけあの界隈本当に怖くない?と思いました(今でもその気持ちはあります)

でも、今回見送ったら、次の再演があるとしたら◯年後かな…えっ、私もうその時◯歳じゃん?!!いや流石にそれは私元気か分からない!!!と思って、宝塚初心者がいきなり宝塚大劇場で観劇を決めました。

 

貸切公演も友の会も知らなかった私ですが、ビギナーズラック。宝塚大劇場公演。日曜日。一階席6列目。海外ミュージカルのトップスターお披露目公演。

今思えばとんでもない条件が揃った席なんですよ。何故取れたのか未だによく分かりません。運命でしたね。でも当時の私はこれが、それこそ普通の2.5次元ミュージカルくらいの席の感覚だった。今の私と変わってほしい。

 

DVDでは、何十回と見た公演でした。あまりにも好きすぎて本当にセリフ、歌、全部覚えるくらいに見ていた。再演だから。散々見たから。そう、甘く考えていました。

一番最初のシーン。民衆たちの中から主人公であるトップスターの方が出てきて主題歌と言える曲を歌います。(これだけで何の公演かバレますね、分かっても言わないでください)

私はこの曲が大好きだった。今でも一番宝塚で好きな曲だと思います。何百回と聞いた曲。とにかくそれを聞ければ満足かな、と思った。

幕が上がる。劇が始まる。

 

最初に、沢山の民衆が、出てくる。

 

「生きてる」と思った。

 

嘘、なにこれ、私、知らない。

あの時の感覚、今でもはっきりと思い出せます。

 

凄いものに出会ってしまった。

これまで何十回もDVDで見てきました。全部知ってた。そこに民衆がいるのは知っていた。知っていたのに、私の知らない景色がそこにあった。

皆生きてる。

宝塚の公演、それも大劇場公演となると、一つの場面で何十人という人が登場します。このシーンもそうでした。数えたことはないけれど、40人くらいはいたんじゃないかな。

当たり前なんですよ、当たり前なんですけど、皆生きてるんです。

必死に生きようとする男、女、子供、老人、老婆。あらゆる人が、目の前にいた。DVDで見ていたはずなのに、全く見えていなかった。当たり前です。DVDは、編集された映像だから。

主人公のトップスター。相手役のトップ娘役。男役2番手、3番手、セリフのある登場人物に、スポットが当たるものだから。

でも違うんですよね。舞台って、決してそれだけじゃ成り立たない。セリフがなくても、背後にただ立っているようにしか見えなくても、全て役者が演技をしている。当たり前なのに、それをここにきて、今になって、どうして。

 

やばい、と思った時には泣いてた。その熱量に圧倒された。トップスターがまだ、出てきてさえいないのに。彼女達がそこで、民衆達という演技をしているだけなのに。

 

私がこれまでDVDで見てきた何十回は、一体何だったんだと思うくらい、衝撃を受けました。

 

人生が変わったと思った。宝塚でも、演目でもない。とにかくこの「舞台」という存在が、私にとって特別になった瞬間でした。

そしてトップスターの方が出てきてその曲を歌ったのを見た時、泣きながら「神様だ…」と思いました。こんな近距離に神様がいた。お披露目公演なので「良かったね」とあちこちで泣いてる方がおられたのですが、私は最早何に泣いているのか分かりませんでした。とにかく最高でした。

これが私の宝塚初観劇の思い出です。

 

そこからは、御察しの通りです。私は現地で見ること、そこでしか見えないものを知ってしまった。もう配信やDVD、ライブビューイングで満足はできなくなった。

目の前にいないから、それは編集されたものだから。私は自分が、現地で、それを感じたい。現地だからこそ見える景色がある。私が自分の意思で見るところを決めたい。そして彼ら、彼女らの演技を生で見て、そのエネルギーに圧倒されたい。日常が非日常に変わる感覚、それを肌で感じたい!

 

私、実は初日や千秋楽にそこまで拘るおたくではありません。

この流れで、信じられないと思うんですけど、正直あんまり気にしたことはないです。もちろんネタバレ防止のために初日行きたいな、とは思うし、やっぱり最後だから千秋楽できれば見たいな、くらい。(流石に今回の悲伝は最後みたいな雰囲気だったので本気で行きたかったし、タカラジェンヌの退団公演は千秋楽行きたいですよ)

でもね、私は基本的には自分が現地で見た公演が全てだと思っています。

生で見た光景が、私にとってのその公演。だから見たい、と思った公演は納得するまで通う。満足するまで。もちろん「もっと見たいな」となる時だってあるけれど、自分ができる範囲で、見たいと思った分は行ってきたと思う。だから基本的に通った回数に後悔はないし、初日や千秋楽を見れなくても、実はそんなに気に病んではいません。

 

今回の刀ステ悲伝の件。何が一番悲しかったかって、大千秋楽という特別な公演に現地に入れなかったこと以上に、大千秋楽に演出が変わった事により私が現地で見た悲伝はあくまで通過点であった、と感じさせられたのが辛かった。

私が見た悲伝は「三日月宗近はループからは抜け出せず、山姥切国広に勝ち、笑顔を浮かべることなく幕は下りた」のに、大千秋楽の悲伝は「三日月宗近はループからは抜け出せなかったが、山姥切国広は確かに強くなっており、三日月宗近は笑顔を浮かべて幕は下りた」になったわけです。

違うでしょ?!!!!これ?!!!!同じ話だけど?!!!!全然ニュアンスが違うでしょ?!!!!!!

虚伝の日替わり軍議とか、毎公演毎に成長するキャストとか、そういう話をしているわけじゃないんです。伝わりますよねこれ?演技そのもの、ストーリーの意味が変わってる。

私は舞台刀剣乱舞における、何よりも大事なそのシーンに立ち会えなかった。ここまで、ここまで見てきたのに…!

私の悲伝は、どうしてこれじゃなかったんだろう、と思いました。

身内にこの話をしたら、お前の見た公演は涼宮ハルヒのエンドレスセブンくらいまでで、エンドレスエイトじゃない、と言われて涼宮ハルヒをよく知らないのでいまいちしっくりこないのですが、そんな感じらしいです(例えとして上げましたが私自身が分かってないから違ってたらごめんなさい)

演出変更に文句を言ってはいます。けれども大千秋楽のチケットを取れなかった自分が、何よりも情けなくて悔しい。そんな感じです。

 

結局毎公演がループ、みたいなもの、と捉えたらいいんです、よね?それで最後に三日月宗近は、希望を見つけたと、解釈、すればいいですか?

好きな作品程人の感想は読まない、と散々言っているのでまぁお分かりかとは思いますが、私はここに至るまで他の人の悲伝の感想をまともに読んだ事はないので、世間的にどういった解釈が主流なのかは分かりません。何ならこの演出変更も、世間的にはどんな評価なのか分からない。

今後も読むつもりはないので私個人の感想、といった所ですが、とにかくそんな感じです。

これらの感情が積もりに積もって、これまでの舞台刀剣乱舞絡みの記事を、書いています。

 

……纏まりがなくなってしまいましたが、とりあえず、これが私が現地に拘る理由です。マシュマロの返信になっていますかね。こんな感じで伝わりますでしょうか。

 

現地で見れなければ意味がない。気づけばそんな風に考えるおたくになっていました。正直この世界は辛い事があまりにも多いし、本当に何度も心が折れました。

でも、それでも私が舞台に通い、現地に拘るのは、あの時初めて生で宝塚を見たときに感じた、あのたった一回の衝撃をまた感じたいからだと思います。

ゲームの刀剣乱舞が好きです。舞台刀剣乱舞が好きです。何より「舞台」という一瞬の世界が私は何よりも好きです。

だからこれからも私は舞台に通うし、例えば19年3月、私の宝塚のご贔屓が宝塚を退団しますが、最後までそれを追い続けたいと思います。自分にできる限りの回数で。

全通はできないし、舞台の為に引っ越しはできなかった程度のおたくです。(結果的に仕事は辞めましたが)私より通っている人、私より舞台が好きな人は沢山います。偉そうに私が言えることなんて何一つないけれど、それでも私は舞台が好きだと言いたい。この作品が好きだと言いたいです。

 

絶対舞台刀剣乱舞新作現地で見るからなーーー!!!

 

以上、どうしても現地に拘りたいおたくでした。

長文読んでいただいてありがとうございました。不愉快に感じられましたらお詫び申し上げます。そしてマシュマロありがとうございました。

※もし誤字脱字等あればトップ記事のマシュマロよりこそっと教えてください、めちゃくちゃ恥ずかしいので何卒。