世界で三番目に幸せ

宝塚と若手俳優とコスメおたくの壁打ちブログ

どうしても「行けない」公演

先日の舞台についての記事の蛇足話です。

2018年度行って良かった公演 - 世界で三番目に幸せ

まぁざっくり言うと

『「行けない」じゃなくて「行かない」だと思うから私は自分がチケットを取らなかった公演は「行かない」となるべく意図的に言うようにしています〜〜』

といった人に押し付ける気はないけど私のスタンス的な内容をちょっとこの記事で書いたのですが。

そういえば一つだけ、私にとって「行けない」としか表現しようのない舞台があった事を思い出したので書いてみます。

別名、現地のデメリット。これだけ現地で見たい見たいと言いまくってる私が挫折した公演の話です。

 

別に重い感じで書いた記事ではないんですけど人によっては楽しい話ではないかもしれないです!なので自己責任で読んでくださいね。

あとこれ「もしかして〇〇の事?」って気付かれる方がおられるかもしれませんが突っ込まないでください。そして怒らないでください。個人の意見だから!

別にだからどうこう…って訳ではないんです。ただちょっと…ちょっと無理かなって…なっただけなので…私の個人的意見だから許してね…作品自体は好きなので円盤は買ってます…

 

……まぁ、ここまで書いた時点でもうアレなんですけど、思い出そうとするまでは記憶から消すレベルでは、「行けない」公演です。

流石に作品名を出す勇気はないです。シリーズものの2.5次元ミュージカル、といったところで勘弁してください。

 

原作のファンで、好きなキャラクターが出るから現地で見ようと思った。動機はそこです。

これまでのシリーズは円盤や配信で見ていたので、まぁなんとなくこういった雰囲気のミュージカルなんだな、ということは理解していた。

けれど、実際現地で見て、まぁ多少の解釈違いはあれど、それなりに面白かった、とは思う。思うんだけど………

 

先に答えだけ言いますね。

客席と制作側の、閉鎖感というか、身内感が無理すぎて行けなくなりました。

何だろう、シリーズものでそれなりのキャパと公演日数ではあるんですよ。普通このくらいならそこまでの身内的な空気にならないはず、と思ってたんですよ。

なのに、実際会場に入った時の、客席の空気かな?「あれ?私場違いじゃない?」みたいな感じ。

まぁちょっと特殊なジャンルなので、分かってた。分かってたけど、やっぱり少し、他の2.5次元ミュージカルと比べて、異質な感じがある。何だろう、親戚の人ばかり?みたいな。そんなことないよ。ないんだけど…何だこの空間…みたいな独特の空気。

 

極め付けが……その、詳細書いたら一発でバレるからぼかすしかなくて意味不明な感じですいません。まぁちょっと、覚えていることが前提な感じの客席参加型なシーンがあるんですよね。これが円盤には入っていない。配信でも見れない。つまりは現地で学ぶしかない。初見殺しなわけです。

普通に、何の説明もなく、それが始まって、普通に参加する客席。

「何で皆できるの?!!!」と思って、ぶっちゃけドン引きした。

これどこかで事前講習あった?私見逃してただけ?会場でしかないよね?皆リピーターなの?嘘でしょ?

…普通なんか、こういうのってさ、ファンが自主的に始めたとかじゃなければ「初めての人もいると思うので試しに一回やってみましょう〜!」みたいなの、ありませんか?

…ないんだね?あ、あっそう………そうかぁ………

初見の人に対する配慮的なものは…いや…いいんだけどさ……ちょっと引いたというか現実に戻ったんですよね………私はこの舞台を見るのに当たって想定された観客じゃないなと思ったんですよ………

 

もちろんこの部分だけじゃないです。細かい事を言い出せばいくつも「これは…」と思った部分がありました。

色々と、足りてないんですよ。それはまぁ、脚本とか、キャラクターの掘り下げとかのお芝居に関する事もありました。

…なんか、客席の身内感に制作側、ちょっと甘えてない?と、思ってしまった。

 

舞台って、良くも悪くも舞台に立つ役者と客席で作り上げる面があると思うんですよ。

私が観たその舞台は、閉鎖感、身内感という部分も含めて、役者と観客の距離がとても近い舞台だった。

それがただ肌に合わなかっただけなんですけど、それでもこの舞台の世界に慣れよう、そう思って再チャレンジもしたんですよね。

でもね、お芝居部分はまだ好きだけど、やっぱり苦手だと思ったものはずっと苦手だった。あの空気の全てが私は耐えられなくて、「行けない」って思った。

 

現地だからこそ味わえるものがある。本当に私はそう思ってるし、それを感じたくて舞台に通っています。それに後悔はしていないけれど、この件で学んだのは現地だからこそ円盤や配信で知ることがなかった絶妙な空気まで感じ取れてしまうということでした。

作品を好きになるのも嫌いになるのも他者の意見ではなく自分の判断、自分の感じた事で決めたいと思っています。自分の見たものが事実だから。作品ではなく人間関係的な部分で作品を嫌いになるのが私は一番嫌なんですよね。

2.5次元ミュージカルであればやっぱり無理だと思うとしても、観客や制作側の空気も含めてとかじゃなく、お芝居の内容でだけで嫌になりたかったなぁ……そんな風に舞台おたくとして思いました。

 

言い訳くさい?面倒くさい?こんな感じのおたくなんですよ!!!好きでこんなことになった訳じゃない!!!

いろいろ言ったけどその舞台自体はまぁ程々に好きなので円盤も配信も見ます。現地には行かない…というか、もう行けなくなったんですけど、多分このくらいの距離感がこの作品に限れば私は合ってるんだと思う。ちょっと寂しいけど。

どう言い訳しても立派な在宅おたくなのでこれ以上はこの作品に何も言えないですね。

 

根強いファンがいる世界だし、私みたいにちょっと現地でも見たいかなみたいな原作ファンはお呼びじゃなかったんだな〜〜〜と思ってます。でも、新規獲得するつもりがないならジャンルは廃れる一方なのだけは分かって貰いたいな…みたいな…。

…かなり伏せたつもりなんですけどジャンルバレてそうですね。本当すいませんでした。

 

 

楽しい記事を書きたいのに何故こんな記事ばかりになるのか。面倒くさいおたくだからだよ。

 

コスメ記事が!!!書きたいって!!!言ったのに!!!本年度中に書くと書いたのでまだセーフですね。そんな感じでお願いします。