世界で三番目に幸せ

宝塚と若手俳優とコスメおたくの壁打ちブログ

明日のみほとせ当落と星組集合日と推しくんと贔屓

こんにちはこんばんは。今日は宝塚とミュージカル刀剣乱舞くんの記事です。

殺伐としてきました

あまり考えないようにこの一週間過ごしましたが、もう明日。考えないなんてことがもうできない。みほとせのチケットと、集合日の話、結果としては推しくんと贔屓の話をします。

 

ミュージカル刀剣乱舞、三百年の子守唄2019。最速の当落発表は明日です。今回全く頑張っていません。これまでで一番頑張っていない可能性があります。刀ミュは基本的に日程に拘らなければ(17年単騎を除けば)そこまで苦労した事もなく、何だかんだで抽選で全落ちしても一般でもぎ取ってきたタイプのおたくなのでどこかしらは行けるとは思っています(舐めてる)

推しくんも出ない。席に拘りもない。再演だし、初演で満足した。ミュージカル刀剣乱舞のおたくとして一回行ければそれでいい。

けれど、絶対にこの日のこの公演じゃないとダメ、という、「日程に拘らなければ」という前提をひっくり返す実に困った事態になっている。ちなみにその日は初日でも楽でもない。普通の日です。でもこれだけ日程があったのに、たった一公演しかない。どうしてこうなったんだ。おたくの予定は数ヶ月先までがっつりと埋まっています。

もし取れなかったら日程を調整するけれど、正直宝塚でそれどころじゃないので絶対にその一公演を押さえたい。

 

最大の問題は明日17日が宝塚、星組集合日である、ということ。

毎回のように説明をしているので、知っとるわ!という方もおられるかもしれませんが初めましての方もおられるかもしれないので説明します。

宝塚は各組の公演初日の一月くらい前(公演によってまちまちですが)に集合日というものがあります。この日から一月後の公演に向けて彼女達はお稽古をし、初日を迎えるのですが、この集合日はファンにとって特別な日。誰がどの役をやるか分かる日でもあり、その公演で退団する退団者の発表があります。

中には集合日付けの退団、といった突然のお別れもありますが、この日に退団発表された生徒さん(タカラジェンヌさんのことです)はその時の公演で舞台を去ります。

そして生徒さんのファンクラブ(宝塚のホームページに掲載されている宝塚友の会ではなく、生徒さん個人の私設のファンクラブ)に加入している方や、他にも生徒さんがお世話になった方などにはその日の日付指定で、白封筒と呼ばれる「退団します」といった内容の手紙が届きます。その為集合日の日、ファンは家のポストと宝塚の公式ホームページを交互に見続ける事態となります。ちなみに宝塚の公式ホームページで退団者の発表があるより早く郵便の関係で白封筒の方が先に届いた場合は、公式発表よりも早くその方が退団するという事を知ってしまうのですが、それを他の人に話してはいけません。稀にSNS等でバラす方がおられますが完全なルール違反。贔屓の顔に泥を塗る行為です。その辺りは全て暗黙のルールがあります。

 

で、私のご贔屓(若手俳優界隈で言う推しと呼べる方の事を宝塚では贔屓と呼びます)、この公演で退団ではないかという噂があります。

理由としては長く続けてこられたから。タカラジェンヌの命は儚く、一部の専科の方を除いて長くても20年ほど。それなりの年数宝塚に在籍していると、いずれは退団というゴールが見えてきます。

私のご贔屓。名前を伏せていても見る人が見ればバレバレですが、選別と呼べるものも劇団からいただきました。ここまできたらもう退団秒読み。それは分かってるんです。分かっているんですが…

耐えられるかどうかは別問題なんですよーーーーー!!!

 

チケ取りで不安になったら神社に通い詰める私ですが、流石にこればかりは神様に祈ったところで神様だって困る。ので、神頼みはできない。いつかは退団なんだから、それを決めるのは私でも神様でもなく贔屓なんだから………

なのでやんわりと「これからも応援してます、もっと贔屓さんの舞台が観たいです(訳、辞めないで)」といったお手紙は、贔屓に出すようにしている。贔屓が決めた事なら受け入れるしかないけど、手紙くらいは、手紙、くらいは……

 

でも、今回は本当に、これで最後かな、と、そう思ってる。

 

めちゃくちゃしんどい。例えるなら高校受験の結果発表の前日だ。トドメを刺すなら早く刺してほしいけど刺されたらどう生きていけばいいか分からない。どうしよう。そうなったら私どうしたらいい?!!

 

私の舞台人に対する思いは、若手俳優の推しくんと宝塚の贔屓の2人が中心で成り立っている。片方でしんどい時はもう片方で、といった具合に。男性と女性。いいバランスで成り立っていた。それが片方欠けると、完全に片方に依存してしまう。私はそういうタイプの人間だった。私は推しくんも贔屓も大好きだけれども絶対に依存はしたくなかった。あくまで他人。尊敬できる素敵な人。深入りはしない。

舞台の上での彼もしくは彼女を見るのが好きで、舞台の外の彼もしくは彼女に必要以上に興味を抱かない。決して期待しない。私に舞台の上で夢と幸せを与えてくれる人達に対しプライベートの部分まで理想を押し付けたくはなかった。

私が好きなのは舞台の上での贔屓だ。私の贔屓はプライベートでも大変素晴らしくて本当に本当に素敵な方なのだが(最重要です)、それはそれ、として受け入れなければいけない。贔屓が退団したらタカラジェンヌとして贔屓が見せてくれた夢が終わる。そして贔屓がいなくなった私のこの気持ち、情熱の全てが推しくんに向かうとしたら、それはとても怖い。

 

宝塚が好きだ。贔屓は大好きだけれど、それ以上に宝塚が好き。だから贔屓が退団しても宝塚には通う。まだまだ見ていたい生徒さんが沢山いる。宝塚はずっと私に夢を見せてくれる。それはきっと100年続いた世界なのだから、私が望めば私が死ぬまでこの夢を見ることができると思う。

だから、もし贔屓が退団するとしても。贔屓の見せる夢は終わってしまっても、私の夢は覚めない。それはとても幸せだ。私のこの夢は永遠だ。けれど同じくらい、どこか切なさもある、そう思う。

 

明日は一日家にいます。もし贔屓から白封筒が届いたら、その時は、贔屓にまた手紙を書こうと思います。